人気風俗店！！

「毎年秋に、あらゆる情報機関が参加して開かれる会議だ」「きふといっしょに女の仕事ができて光栄だよ、デース」「いや、こちらこそ。ふたりの優秀な息子さんはお元気ですか？」すばやく、活発に、質問がとびかう。「どれだけの石油供給源が汚染されているんですか？」「その微生物を殺すことはできるんですか？」「施設の閉鎖はいつまで？」ドアをノックする音が聞こえ、ロス大尉が入ってくる。入間 デリヘルは「オズポーン。プレストン博士が到着しました、次官。戦略国際問題研究所からです」風俗嬢はつけ加える。「われわれの車もガス欠になりました。覚悟のうえでポンプから補給しますか、次官？それともまだ動いている車から移しますか？」無駄話はやめて、さっさと質問に移ってくれ、と熟女は思う。「プレストン博士は民間企業で卓越したキャリアを築いてこられた」エイムズが一同に告げる。「〈テキサコ〉で石油地質学者を務めたあと、エネルギー安全保障担当副社長になった。現在は石油供給源に関する戦略を考案している。入間とはいっても起こる可能性のある問題を予測するのだ。たとえば、中東のパイプラインへのテロ攻撃と連結して総体的供給量が減少する、といった予測をね」「あれで一ガロンにつき四ドル九十セント以上、値が上がったんだ」新たに会議に加わった男がいう。「あなたはニューオリンズのハリケーン予想でもかなり正確につかんでいましたね、オズ」「あのときは少しも嬉しくなかったよ、デニス。むしろ間違っていたほうがよかった」現在午前二時二十八分、さいたま一帯ではオフィスの明かりが僅々と灯っているのだろう、と熟女は想像する。